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こんな方が来ていますCase

運動によるスポーツ外傷

高校生・野球部・キャッチャー・身体の変化・定期的な身体のケアno.1

高校生野球部の子が「身体のバランスを診てほしい」と来院をした。問診をしてみると「身体の動きに制限があり思ったように動けない」と言う事であった。

身体のバランスを診てみると「スポーツ障害」が診てとれた。また、全身を診てみると「むち打ち症」「肩の可動域が悪い」「野球肘」「腱鞘炎」「腰痛」「股関節の動きが悪い」「膝が痛い」「足首の動きが悪い」「足の親指が痛い」と言った症状が多々診る事が出来た。これらによって本来の子が持つ身体能力を著しく阻害している事は間違いなかった。この事を全てきちんと説明をした。その上でこういう子に指導をしている「気になる所があるのならすべて言いなさい」「人に言う事も勉強です」と言う事を伝えた。今まで診てきた子たちの特徴は、初めてのうちまず喋らない、伝えない事である。これは、私をはじめこういう仕事に携わっている大人の責任であると痛感している。「子供だからそんな事はない」「自分の時は、そんな事無かった」「休んでいれば治る」などと言った誤った情報や認識により子供たちの中には「言っても伝わらない」と言う認識が強く入り込んでしまった結果「言わなくなる」「伝えなくなる」のである。実際、本院に来ているうちに「言って良いんだ」と言う認識がきちんと理解された瞬間に話をするようになる。これが実は最も重要なことで子供たちの人格形成においても大きく左右されると感じることがある。

この子の場合も初めは何となくであったため説明をしながら「スポーツ障害によるむち打ち症」の治療を4回行った。すると、本人よりも周囲の選手たちから「動きが変わった」と言われるようになった事を聞かされた。